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【最終回】【プロトタイプを未来に繋ぐ、成果報告会!】

こんにちは!小布施バーチャル町民会議運営の土持です。

とうとうプログラム最終日となったDAY7では
前日のプロトタイプ案実施を通して得た成果の報告会を行いました。

それでは当日の様子を早速レポートしていきます。

参加者らがプロトタイプを実施して感じた小布施町と小布施の企業たちの未来を是非見届けてください。💁‍♂️✨

【チーム活動】

成果報告会の準備を進める参加者ら

DAY3同様、ア・ラ小布施で朝食を済ませた後
参加者らは小布施町役場講堂に集まり、午後の発表への準備を行いました。

短い準備時間の中で、前日のまとめ・スライド作成・今後の目標設定などタスクが盛りだくさんの午前中でしたが、期間内に築き上げたチームワークを糧に参加者の皆さんで仕事を分担し、最終発表へと歩みを進めました。

【成果報告会】

長かった小布施バーチャル町民会議2023もいよいよ最後のプログラムとなりました。
当日は桜井昌季町長、小林一広議長やテーマオーナーの方も招き、Youtubeでのライブ配信も行いました。
当日の様子はYoutube上にアーカイブとして残しておりますので、ぜひご覧ください。

さて、昨日のプロトタイプを経てどのような成果を得ることができたのか、当日の様子をレポートしたいと思います。

【北斎館チーム 成果報告】

北斎館チームの発表の様子

北斎館チームは発表冒頭で、「北斎館においてアートを身近にするには4つの課題がある。」と指摘し、自身たちはそれらへの問題意識を元にプロトタイプを考えたと発表しました。

4つの課題としては、
①北斎館の隣に建てられたガラリ Café について、「北斎館×ガラリ」の連携強化
②ガラリ Café 2階にあるギャラリーの存在に気づいてもらうこと
③「波」を除いた葛飾北斎作品の認知度の低さ
④アートに対するハードルの高さ

以上が挙げられました。

これらの課題を解決するべく、北斎館チームは主に若者や子どもをターゲットにしたプロトタイプを実施しました。

その後、プロトタイプ『北斎 de 遊ぼう』の内容を発表し、プロトタイプによって北斎漫画を身近に感じさせたり、親子間のコミュニケーションを促すことができたと手応えを感じた様子でした。
※『北斎 de 遊ぼう』の内容はこちらから↓

また、絵葉書体験の際には意外にも、北斎漫画のお花や日常的に目にする物のスタンプが子どもに人気であったことに気づいたそうです。子どもは大人にとって想定外なところにアートを感じているのかもしれませんね。

さらに、フォトスペースに関しては、当日雨だったこともありカフェのテイクアウト利用が少なかったことから、あまり利用されなかったと述べました。しかしながら、1階カフェのオーナーからは好評で常設となる可能性もあるとのことです。

これらの結果を通して北斎館チームは
飲食×展示スペースの設置やガラリ 1階のカフェとの共通ハッシュタグを作成すること、週末ワークショップの定期的な開催等、これからの北斎館への改善案を述べました。

北斎館チーム、当日のスライド

さらに、発表の最後には「ガラリ Café 前の広場がアートオープンスペースになる」という理想をプレゼンしました。
彼らが描いた、ガラリ×北斎の場所がアートの拠点となる未来が実現される日はそう遠くないように思えます。

【松葉屋本店チーム 成果報告】

松葉屋本店チームの発表の様子

続いて松葉屋本店チームの発表に移ります。
彼らは、10分で回れる小布施をもっとゆっくり楽しんでほしいという思いから『ぐるっと おぶせ』というプロトタイプを実施しました。
※『ぐるっと おぶせ』の内容はこちらから↓

松葉屋本店チームイベント広告

実施を通して参加者らは、酒蔵のオーナーと会話できる貴重な時間を来場者に提供することができたことや、持ち前の明るさを活かし、存分に場を盛り上げることができたと振り返りました。

また、実施を経て気づいた課題として
計画したイベントが、まち歩き・スタンプラリー・立体マップなどと盛りだくさんであった為1つ1つに時間をかけることができず、イベントの意図が伝わりづらかったことや松葉屋本店の裏という立地ゆえの入り辛さがあったことを指摘しました。
また、スタンプラリーの景品として用意していた試飲も、試飲という体制を採択したが故に来場者にゆっくりしてもらうことができなかったと述べました。

これらを受けて、松葉屋本店チームは今後に向けての具体的なイベント案が出てきたと発表しました。
例えば、お酒を飲むことができなくても楽しめる角打ちや、小布施のコンパクトな町を活かしたおつまみ出前サービスなどです。

これに対して小布施町長は
「小布施町にゆっくりできる場所がないということは鋭い視点であると同時に、プロトタイプで実施した立体マップは親子で参加できるのでお酒が飲めなくても一緒に楽しむことができ、面白い。」とコメントしました。

また、松葉屋本店チームのプロトタイプが観光客と地元の人間が関わり合える良い場所となったことや来場者が負担感なく参加できるイベントを考えだしてくれたことをふまえて
まち作りのヒントを得ることができたと評価をいただくことができました。

【まとめ、参加者らの感想】

最後は小布施の栗ポーズで写真撮影

以上で小布施バーチャル町民会議2023の全プログラムが終了いたしました!👏👏

時間が限られている中で、難しい課題に奮闘し一生懸命に動いて下さった参加者の皆さんによって小布施町がより発展するヒントを得られたように思えます。

全プログラムを終え、参加者の皆さんからは「社会人という肩書きを忘れることで物事を柔らかく考えることができた」や「対面で議論をしたり交流したりできて楽しかった、ここで出会った皆さんとまた集まりたい!」という声も聞こえてきました。

小布施バーチャル町民会議2023はここで終了となってしまいますが、
小布施という町を媒体として、ぜひまたこのメンバーで集まれることを運営としても強く願います。

参加者の皆さんを初め、小布施バーチャル町民会議に協力してくださった全ての方々へ感謝を表します。

本当にお疲れ様でした!

【関連サイト】

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