【第4回小布施バーチャル町民会議DAY2~3】1泊2日で感じたプログラムの濃さと可能性
2023年10月7日から8日にかけて、小布施バーチャル町民会議のDAY2~3を開催しました。
小布施バーチャル町民会議は、小布施の地域企業と全国から集まる参加者がタッグを組み、課題解決や新規事業開発に取り組む4カ月のプログラムです。第4回となる今回は「地域の“食”のこれから」をテーマに、オンラインとオフラインを行き来して、企画の実装まで目指します。
DAY2, 3では、参加者が全国から小布施に集まり、1泊2日の日程で活動しました。
DAY2は、小布施の情報と雰囲気を知る「まち歩き」、テーマ企業のオブセ牛乳・穀平味噌醸造場の訪問をしながら、参加者どうしが関係を深めていきました。DAY3は、小布施町の一大行事である町民運動会に参加し、小布施町の人々の雰囲気を知ることができました。ユニークな競技の数々に大人も子供も全力で楽しむ小布施らしさを感じました。
そんな2日間通しての様子を大学生運営メンバーゆりなの視点からお伝えします!
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1泊2日、現地という”濃さ”
なんといっても、一番に感じたのは「オフラインって”濃い”!」。小布施町のインプット、参加者の関係づくりの両面で、パソコンからの情報では分からない雰囲気や表情までぎっしり詰まった時間を共有ができました。
私が、特に印象的だったのは、穀平味噌醸造場での味噌づくりです。加熱した大豆を手で潰す感覚、麹の匂い、みんなでわいわい言いながらつくる時間。文字や写真では表せない瞬間を味わえました。”食”を通したわくわく体験(*DAY1参照)って、食をつくる部分にも言えることなのかもしれません。
プログラムのあいだにある濃さも、オフラインならではでした。午前のプログラムが終わり、昼食に向かう途中で「あれ食べたい!」「いいねー!」と会話が弾んだり、運動会を観戦しながら参加者どうしであれこれ話したり、zoomでは中々生まれないアドリブの時間が、参加者の距離を縮めていきました。その後のチーム活動では、互いに言いたいことが言いやすく、伝わりやすくなっていたように思います。
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”バーチャル町民”が企業にできること
2日間かけて各チームが方向性を探る様子を見守りながら、「”バーチャル町民”だからこそ、できることってなんだろう」とふと疑問が浮かびました。さらに「私たち運営はどうサポートすればいいのかな?」と。
企業の価値は?ターゲットは?と参加者が議論をに交わし、ときに迷う姿を実際に見て、改めて”バーチャル町民会議”ってなに?と問われたように感じます。
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バーチャル町民会議の最大の特徴は、企業の外側にいる参加者が、企業の未来を考えることだと思います。参加者が持っているのは、顧客視点の感覚や自分の専門分野の知見。だからこそ、商品の専門知識を持つ企業との間で面白い化学反応が起こるのではないでしょうか?
例えば、「企業の価値は?」、「ターゲットは?」と同じことを考えても、企業の中と外では全く違う答えにたどり着くかもしれません。さらに、中と外の人が一緒に考えたら、また違った発想ができるかも...。そんな化学反応を起こす可能性が、”バーチャル町民”だからこそ、の部分だと思います。
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では、サポートする立場でできることはなんでしょうか?小布施バーチャル町民会議には、コーディネーターとメンターという、2つの立場のサポーターがいます。コーディネーターは、オブセ牛乳・穀平味噌醸造場と参加者をつなぎ、企画が進むよう手助けをします。メンターは、マーケティングや食品産業などの専門家で、企画に対して専門的なアドバイスをしてくれます。
個人的に、サポーターの役割は目が届かない部分を気づかせることかな、と思っています。参加者が迷ったときに新たな視点を提案したり、企画が参加者の思いや企業の価値観に偏りすぎないように知見を提供したりと、見えない部分を助けることで、よりよい化学変化が実現されます。
参加者、オブセ牛乳と穀平味噌醸造場、コーディネーターやメンターなど、様々な立場が関わることで、ユニークな企画ができあがりそうです!
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