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【第4回小布施バーチャル町民会議】DAY1で感じた2つのこと(食の豊かさとコミュニケーション)

 2023年9月26日夜、オンラインにて、第4回小布施バーチャル町民会議DAY1を開催しました。大学生運営メンバーのゆりなが気になったポイントを、感想を交えながらご紹介します!

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 小布施バーチャル町民会議は、小布施の地域企業と全国から集まる参加者がタッグを組み、課題解決や新規事業開発に取り組む4カ月のプログラムです。第4回となる今回は、「地域の“食”のこれから」をテーマに、オンラインとオフラインを行き来して、企画の実装まで目指します。
 9月26日のDAY1では、“食”と“地域産業”についてのレクチャーと、参加者同士の自己紹介を行いました。参加者が初めて顔を合わせ、少しずつ会話が生まれていく様子に、準備してきたプログラムがついに始まったことを実感しました。

 そんな中で、私が気になったのは「“食事”が暮らしに与える豊かさ」と「参加者のコミュニケーション」についてです。それぞれ、詳しく書いていきます!
 

〇“食事”が暮らしに与える豊かさ

 食と地域産業のレクチャーではメンターを務める宮田さんから、「地域の食産業が提供するのは、単に胃袋を満たす食材ではなく、食事を通した“わくわく体験”だ」というお話がありました。料理や食事は、それを楽しもうとする工夫によって、ただの作業からわくわくする体験に変わります。だから、食の生産や小売業に携わる人々は、そんな体験を提供できるよう意識する必要がある、とそんな内容のレクチャーでした。

レクチャーの様子

 「食産業が提供している豊かさは、みんなのおなかを満たすこと。そのために、食に携わる人は継続的に安全な食材を提供する」という“約束”が、今までの市場の一般的な見方でした。でもそれ以上に、潜在的な充実感や楽しさなど、食事や料理で心が動いたり、満たされたりする体験を多くの人がしているのではないでしょうか。
 今まで潜在的に、偶発的に起こっていた“わくわく体験”を、みんなが意識するようになると、地域の食はこれからどんな風に変わっていくんだろう。このプログラムのテーマが、自分の中で大きな興味に変化するのを感じました。

〇参加者のコミュニケーション

 バーチャル町民会議の参加者は、東京、愛知、三重など様々な地域から集まっています。年齢も10代から60代まで幅広く、さらにほとんどの人が初めましての状態でした。最初は少しぎこちなく、緊張、そわそわ、どきどきといった言葉が目立っていたのが印象的です。

チームビルディングの様子

 今後どうなっていくのか、という点で気になったのは、参加者の“異なる”部分です。出身や年齢、仕事、経験してきたことが自分と異なる人は、新しい発見、刺激をくれます。それらの発見や刺激は、時代や地域ごとの流行り、共通言語など“共有してきたもの”が少ない関係性だからこそ生まれるものです。一方で、“共有してきたもの”が少ない関係性は、丁寧に言葉を選ばないと伝わらなかったり、気を遣ったりすることが多く、コミュニケーションにエネルギーと工夫が必要です。さらにオンラインでは、やっぱり伝え方に工夫が必要だったり、時間を選ばなくてよいからと忙しないスケジュールになってしまったり、無理が出てしまう部分もあると思います。

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 皆さんが心地よく参加できるように、小布施バーチャル町民会議では、4つのグランドルールを設けています。

4つのグランドルール

 個人的に、このグランドルールには「初めて関わる人、自分とは異なる背景を持つ人どうしが互いを理解し合うために、丁寧なコミュニケーションを大切にしよう」というメッセージが込められているように感じます。背景が異なる人どうしのコミュニケーションは、普段よりも率直に、丁寧に、発信・受信することで、言葉の真意や想いが共有できるのではないでしょうか。
 異なるバックグラウンドを持つ参加者のみなさんが、“小布施バーチャル町民会議”への興味・関心を持って、どのように関わっていくのか。私もその一員として関わり、学びたいです。

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