いよいよ始動、バーチャル町民会議!(Day1活動報告)
2月7日(日)、2か月にわたる「小布施バーチャル町民会議」が開幕しました!
今回は、運営メンバーの一人である小布施町地域おこし協力隊の日髙が、Day1の様子をお伝えしていきます。
会議日程
小布施バーチャル町民会議は4つの日程から構成されています。
Day1では、小布施町や「関係人口」「観光」「教育」といったテーマについての基礎情報を学び、今後の活動に向けたスタートダッシュを切りました。
その後、Day2ではヒアリングやチーム内での議論を通じて考えを深め、Day3での中間報告、そしてDay4での最終報告へと進んでいきます。
そんなプログラムの初日には、1月に就任したばかりの桜井昌季町長も登壇し、「小布施町のために、縛られずに自由に、たくさんのアイデアを考えていただきたい。非常に楽しみにしている。」と参加者に激励の言葉を送りました。
運営メンバーもドキドキで迎えたDay1。そのなかで印象に残ったポイントをご紹介します。
印象に残ったポイント①:参加者の多様性
今回のバーチャル町民会議には、全国(北は宮城から南は福岡まで!)に住む10代~50代の合計17名が参加しています。現役高校生や大学教員、観光ガイド、企業の営業職やフリーランスなど、職業も様々です。
「自宅で家族の介護をしており外出できないが、オンライン開催なので参加できた」という声もありました。オンラインで開催するからこそ、多様なバックグラウンドを持つ方々が集う場になっています。それぞれが異なる視点から小布施のテーマをとらえ、どのような町の未来を描くのか、今から非常に楽しみです!
印象に残ったポイント②:ツールの利便性
バーチャル町民会議では、リモートで協働するためのツールも積極的に使っています。皆さんおなじみのオンライン会議ツール「Zoom」はもちろんのこと、日々の連絡はメッセージツール「Slack」でやりとりしています。事務連絡やテーマに関する議論に加えて、個人的なつぶやきや雑談も交わされています。参加者にお送りした小布施特産品の詰め合わせ「おぶせっと」も話題に上がっていました(笑)。
また、Day1では新たにオンラインホワイトボードツール「miro」も使ってみました。複数人で同時に作業しながら付箋を書いたりできるというツールで、「なぜバーチャル町民会議に参加したのか」などをmiro上で共有しました。付箋の大きさや色を自由に変えられたり、動かしたりもできるので、思考の整理に非常に便利です。初めて使う方もいて、戸惑う場面もありましたが、お互い助け合いながら、実験しながら進めています。
今回の会議はこうしたオンラインツールがあったからこそ実現できました。遠く離れていても会話できたり、考えを可視化して共有できたり、対面の場合に負けずとも劣らない質のコミュニケーションが可能になっています。
それと同時に、「おぶせっと」への反響の大きさから、やはり実際に触れて味わえるアナログな要素も欠かせないなと思いました。Day1のプログラム終了後に開催した「バーチャル懇親会」では、事前に参加者のもとに送っていた「おぶせっと」をそれぞれ食べながら親睦を深めました。「同じものを味わう」という共通体験をつくることで、参加者同士の距離がぐっと縮まった気がします。
印象に残ったポイント③:バーチャル町民との協働の可能性
そして最も印象に残ったのは、小布施に住んでいなくても小布施に関わる「バーチャル町民」と一緒に何かに取り組むことの可能性でした。
今回のバーチャル町民会議では、「関係人口」「観光」「教育」という3つのテーマで、小布施のリアルな課題や取組みを取り上げています。例えば、「関係人口」では、オンラインで小布施とつながる「バーチャル町民制度」を立ち上げるにあたり、どんな体験を提供できるとよいのかを考えます。「バーチャル町民制度」の当事者でもある参加者の目線から、「こういう制度であれば自分も参加したい」というアイデアをだしてもらい、実装していきたいと考えています。
とはいえ、バーチャル町民会議に参加する方々の小布施との関わり度合いは様々です。小布施で生まれ育った人、過去に小布施町内の企業で働いていた人もいれば、一度も小布施を訪れたことはなく、「小布施」という名を聞いたこともなかったという人もいます。そういったメンバーで議論を進めていくためには、みんなが同じ土俵に立つことが重要です。また、「何を議論するか」を明確にして、議論に必要なインプットを整理し、アウトプットも分かりやすく伝える必要があります。参加者の多様性という強みを活かすために、どのように議論を進めていくのがよいか、3月下旬の最終報告に向けて考えながら進んでいきたいと思います。
Day2の様子はまたnoteでご紹介していきます。
お楽しみに!