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有機資源の循環にかかる実証が、長野県の「地域発元気づくり支援金」に採択されました。

長野県の「地域発元気づくり支援金」に、小布施町の「住民との協働による 有機資源の町内循環の推進事業」が採択されました。

地域発元気づくり支援金」は、豊かさが実感でき、活力あふれる輝く長野県づくりを進めるため、市町村や公共的団体等が住民とともに、自らの知恵と工夫により自主的、主体的に取り組む地域の元気を生み出すモデル的で発展性のある事業に対して、長野県が必要な経費を支援するものです。

小布施町では、令和4年度から実施している、脱炭素のまちづくりに向けて、輸送・焼却にかかる温室効果ガスの排出を削減するために、町内の果樹農家から排出される堆肥化が難しい剪定枝・栗の皮・イガ等を、おぶせフラワーセンターに仮設した炭化装置を用いてバイオ炭(「おぶせ炭」)にし、利活用を進め、回収・炭化・活用の町内資源循環モデルの構築を図る事業に対し、令和5年度も継続しての採択が決定しました。

さらに、令和5年度には新規の事業として、おぶせフラワーセンターに炭化装置に加えて木質バイオマスボイラーを実証的に導入し、花苗栽培用の温室をあたためるために使われてきた重油ボイラーを代替することをめざします。令和7年度までの実証期間中に、燃料となる木材を安定して供給する体制を構築するとともに、温室効果ガスの削減効果や既存の重油ボイラーの燃料消費量の削減にともなうコスト削減等の導入効果を検証します。

これまでに、町では以下のような取り組みを行いました。

  • 令和5年4月22日・23日、4月29日〜5月7日に千曲川河川公園で開催された『太陽の丘マルシェ』において、「おぶせ炭」を販売

  • 令和5年9月16日に小布施総合公園デイキャンプ場において、「おぶせ炭」を使ったバーベキュー体験を実施

今後も、「おぶせ炭」の利活用による剪定枝・栗の皮・イガ等の町内循環のモデルづくりと木質バイオマスボイラーの導入を通じて、町内で利用されていない有機資源を有効利用しながら、ゼロ・カーボン、ゼロ・ウェイストの実現に向けて取り組みを進めてまいります。