バーチャル町民会議 Day 2 活動報告 「小布施を知り、深める」
「小布施バーチャル町民会議」のDay 2の様子をお伝えします!
まずはDay 1で小布施を感じた上で、Day 2では各テーマでヒアリングやディスカッションを通して、自分や町の人の「想い」を形にしていきます。
引き続き、運営メンバーの高橋が様子をレポートしていきます。
小布施バーチャル町民会議の概要
今年のバーチャル町民会議は大きく4つのステップを目標に進めています。
Day 1では小布施を知って感じることから始めました。Day 2ではグループディスカッションを通して「自分の想い」をお互いに共有して深めていき、テーマに関わるゲストの方々をお招きしたヒアリングを通じて「町の人の想い」を知っていきます。
そして今後は、議論を進めていく中で「みんなのビジョン」を作っていき、中間報告と最終報告に向けて進んでいきます。
それでは、Day 2の様子をお伝えします!
レクチャー「小布施町が目指すサステナビリティとは」
2日目の始まりは、小布施町でのサステナビリティに関して、小布施町総合政策推進室の林 志洋さん(テーマオーナーでもあります)と宮田 湧太さんの講演を聞きました。
なぜ小布施でサステナビリティを目指しているのか、といった町政の経緯のお話や、2人の活動につなげながら環境や観光のサステナビリティについて詳しくお話しいただきました。
参加者からは、お金や人のリソースについての疑問が挙がりました。今まで小布施で行われてきた取り組みは、まずは自分たちの「やりたい」という気持ちが先にあって、それを手伝ってくれる企業や人が見つかり、既存の補助金や制度を活用しながら実現に向かうという流れが多かったそうです。「やりたい」を発信し続けていった結果、実は町民もやりたいと思っていたけどやり方がわからなかった事例や、手伝いたいという人が見つかった事例が紹介されました。
このような町の資料を読むだけではわからない「小布施町で物事がどのように進んでいくのか」などについても参加者の皆さんに感じていただいた上で、各チームでの議論が進められていきます!
【サステナ拠点チーム】自分たちにとっての「サステナブル」とは?
サステナ拠点チームは、まず3人のゲストに対してヒアリングを行いました。ゲストのお二人はバイオマス発電やゴミの削減に取り組んでいる方で、「環境」のサステナビリティについてお話いただきました。
お三方のヒアリングを行ったあとは、もっと広い視点で自分たちにとっての「サステナブル」とは何か、という議論を行っていました。資源・エネルギー・経済・自然などのいずれの観点からのサステナブルを重視したいのかが問いとしてありました。
そこの議論からは、テーマである「サステナブル拠点」はどのようなものになるのかという、より具体的な議論に進んでいきました。ここでもまた「拠点」という言葉に引っ張られずに、建物だけではなくブランドとして確立するという提案もありました。「栗と北斎と花のまち 小布施」として知られているということから、お花に注目して拠点を作るという具体案まで出てきました。
ここからは、もう一度「サステナビリティとは」という議論に戻ってみてより深めていきたいとのことでした!
【湯治場チーム】「現代の湯治場」を様々な角度からみる
湯治場チームのDay 2 は、4人のゲストからヒアリングを行いました。
ゲストの方がそれぞれ行っている活動や本人たちが思う「現代の湯治場」を共有してもらいました。
ヒアリングの中では、
・「いろんな人が弱い繋がりでもいいので、例えば元気がなくなった時に小布施にきて欲しい」
・「障害を持っている当事者の方々にもっと光を当てたい」
・「万人に開かれている場だからこそできる緩やかな繋がりや整っていく感覚が生まれると思う」
・「町長の掲げる『現代の湯治場』は1つの考え方で、それぞれの見方をしても良いと思っている」
といったお話が上がりました。
湯治場チームは4人のヒアリングを受けて、次回までに「こんな事例参考になるんじゃない?」「自分の好きな○○は湯治場コンテンツに入れ込みたい!」を探し、「現代の湯治場」というコンセプトやそれを構成するコンテンツの議論に入っていきます!
【全体を通して】みんなでつくろう
主にチームごとの活動となった2日目を終えて、2つのテーマでつながっている部分が多いなという感想がありました。
「ぱっと見は違うテーマだが、1つのテーマで聞いたキーワードをもう1つのテーマに伝えることで、相手チームのキーワードになったり、違う視点を得られたりすると思いました。同じ「小布施」を異なる2つの視点から見ているのが今回の町民会議だという印象を持ちました。」
両チーム、グランドルールの「みんなでつくろう」の通り、2日目にも関わらず活発に議論が進んできている印象です。ヒアリングの際は鋭い質問や今後の議論のキーワードが出てくるような意見が挙げられていました。参加者だけではなく、運営はもちろん今回お呼びしたゲストの皆さんも巻き込みながら、最終報告まで熱く議論を進めていきましょう!
今回集まった参加者の皆さんだからこそ生まれてくるであろう提案を楽しみにしています!!
これからの会議の様子もnoteでお伝えします。次回Day 3は2月23日(水・祝)の実施です。