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飲食店のごみを減らす指針『ゼロ・ウェイスト・アクションガイド』を公開!

人口1万人の町でありながら、年間約100万人超の観光客が訪れる小布施町。

小布施町では、「環境グランドデザイン」を策定し、その方針の一つとして、ごみを出さない町、『ゼロ・ウェイスト』を目指してます。
町民から出るごみを減らすだけでは、ゼロ・ウェイストを達成することはできません。事業所や、町を訪れる観光客にも参加してもらいながら、取組を進めていくことが必要です。


そこで、まず事業者と考え・取り組んでいく1つの施策として、飲食店でごみを減らす取組をすすめるための指針『ゼロ・ウェイスト・アクションガイド』を作成しました!


そもそも『ゼロ・ウェイスト』って?

ゼロ・ウェイスト(ZERO WASTE)とは、「ごみ・無駄」をゼロにするための活動のことです。

物の無駄遣いをせず、リユース、リサイクルを進め、また生産段階から処理に困らない製品を作ることで、焼却・埋め立てされる有害なごみをなくすことを目指しています。

『ゼロ・ウェイスト・アクションガイド』とは?

ゼロ・ウェイスト・アクションガイドとは、飲食店の方が店舗単位で「どうすれば、飲食店でもごみを減らせるの?」という疑問に答えてくれるものです。

また、ガイドには、全国各地でゼロ・ウェイストに取り組んでいる店舗の取り組み事例を紹介されています。

『ゼロ・ウェイスト・アクションガイド』のゼロ・ウェイスト取り組み事例紹介

さらに、小布施町では「ゼロ・ウェイスト」を推進するチームとして、地域おこし協力隊そして町のパートナーである一般社団法人ゼロ・ウェイスト・ジャパンが活動しています。
町内の飲食店の方であれば、本ガイド最後の「お問い合わせ」からゼロ・ウェイストの専門家に相談することもできます。

飲食店もゼロ・ウェイストに取り組む理由

では、なぜ飲食店もゼロ・ウェイストに取り組む必要があるのでしょうか?

小布施町には年間約100万人の観光客が訪れ、多くの観光客が飲食店を利用しています。

飲食店では、1日に何十人、何百人も訪れる観光客のために食材を用意し、食材を仕込んで調理し、提供しなければなりません。

運営の仕方によっては、その過程の多くの場面で、ごみが出てしまいます。

飲食店は、個人よりも大きな「購買者」であり、「何を・どう仕入れるか」によって大きな影響力を持ちます。

例えば、包装を少なくすること、なるべく地元のものを買うこと、小さく見えるかもしれない「変化」は、実は大きな力になるのです。

また、そうした店舗内部の努力も、店舗を訪れる利用者に知ってもらうことで、利用者が「個人」としての取組をはじめるきっかけを提供することができるかもしれません。また、そうした取組を知ってもらうことで、もっとお店のことも好きになってもらえると、さらに嬉しいですよね!

「店舗」は、生産者から消費者を繋ぐハブ(中継地)であり、情報の発信者なのです。

2023年4月 ゼロ・ウェイスト研修を実施しました!!

2023年4月12日、小布施町の飲食店組合年度総会にて、『ゼロ・ウェイスト・アクションガイド』を紹介する環境研修を実施しました。ご参加いただいた飲食店の皆様、ありがとうございました!

町内の飲食店の方々に『ゼロ・ウェイスト・アクションガイド』を配布し、ガイドを元に、今後自店で取り組めそうなことや困難になりそうなことなど、参加者同士で話し合ってもらい、貴重な意見をいただきました。

アクションに向けて

当日あいにく参加できなかった方や、今後より一層取り組んで行きたいと考えている方へ向けて、当日の資料を公開致します。
「ゼロ・ウェイスト・アクションガイド」はもちろんのこと、研修で使用した資料もご参照ください。


ぜひ参考にしていただき、皆さまのアクションにご活用ください!

 1) 研修の流れ

 2) ゼロ・ウェイスト・アクションガイド