おぶせじん 6月号
こんにちは。小布施町とつながるマガジン「おぶせじん」編集室です。
このメールマガジン「おぶせじん」は、冒頭にあるように「小布施」と「マガジン」の他に、もうひとつ「小布施」の「人」という意味があります。
町で生まれ育った人も、町外から移住する人や関わる人も、みんな「人がいい」「面白い人がいる」と口を揃えて言います。
そこで、小布施にどのような人がいるのかお伝えしていこう!
というのが、今回の特集「おぶせじん図鑑」。
今後は不定期ながら、特集として掲載していく予定です。
ほんの一部ではありますが、「おぶせじん(人)」を知っていただき「会ってみたい」と思ってもらえたら本望です。
【特集】おぶせじん図鑑
小布施のアーティストと言うと、先月号ご紹介したマンホールカードのモチーフとしても作品が使われている葛飾北斎が有名です。
現代の小布施町にも、たくさんのアーティストが活躍しています。
今月は、そのうちの1人であるグラフィックデザイナー・アートディレクターの小島有(こじまゆう)さんを特集します。
主な活動やデザイナーを志した経緯、今後のご自身の活動などについて、お話を伺いました。
小島有さん 〜福祉と教育と本〜
ー現在どんな活動をされていますか?
デザインの依頼を受けることが多いのですが、継続的な活動で言うと、まちとしょテラソと一緒に運営している「デザイン部」の講師、福祉事業所で週1回アート活動の支援をしたりしています。
あとは、本屋の運営をしていて、ここ(インタビュー場所のCカフェ2階)「本有(ほんぬ)」と9月頃に2店舗目の「KIBI」と僕のデザイン事務所をオープンする予定です。
ーデザイナーになったキッカケは?
中学生の頃、文化祭の出し物でコントをすることになったので、その脚本を書いたら副担任の先生にすごい褒められたんです。
それが嬉しくて「舞台監督になりたい」と思いましたが、ほんの一時でした。
高校は、 須坂園芸高校という高校へ行きました。
面白い学校で、造園科とか食品科学とか、微生物の勉強とかもあって、いろんな人がいて。僕は園芸科の「フラワーデザインコース」というコースで花の勉強をしました。
花はもちろん育てるんですけど、寄せ植えとか、フラワーアレンジメントとかもやってました。花をデザインしていたので、そのあたりから今につながっているのかなと思ってます。
兄が服飾系の専門学校行って、それに影響を受けて、最初スタイリストになろうと思って東京の専門学校行きました。
ですが、東京という環境が合わなくて、退学をしました。小布施に戻ってきた翌年に長野市の美術専門学校に入り直して、勉強し始めました。
ー今後の小布施はどうなってほしい?
僕のデザインのテーマとして大事にしているのが「福祉と教育と本」です。
両親が福祉と深く関わりがあるので、僕もその影響を受け、今、職業としてのデザインの活動にも影響が及んでいます。
小布施での活動ではHLABやN/S高といった教育活動の中で学生たちと関わったり、デザイン部で地元の人たちと一緒にデザインについて学んだりしています。
それと、本屋を運営しているため、本を扱っているので本を大切にする町になっていってほしいな、という気持ちがあります。
本を読むと人生が豊かになると思います。
けど、本を読む機会が、僕自身がそうですが、少なくなっています。
だから、本屋(本有・KIBI)をひとつのきっかけとなる場所として、ぜひ活用してしていただけたら嬉しいです。
人生のデザイン活動の中で、この3つのテーマを大切に活動できたら、と思っています。
NEWS
明日6/30(日)まで開催!今年限定の特別マルシェ
町制70周年記念事業として「おぶせ花と緑のマルシェ」が開催中です。
小布施駅から徒歩1分の商工会館広場や前面の道路では、
「おぶせフラワーセンター」で育てられた花苗による花回廊と飲食店。
駅から車で5分ほどの「フローラルガーデンおぶせ」には、
町内で活動されている作家さんによる花や盆栽作品の展示・販売があり、キッチンカーも登場しています。
明日まで開催しており、14:00〜は花回廊に使用した花苗の販売を行います。
栗だけではない「花のまち小布施」を堪能しに来てみてはいかがでしょうか?
見ても楽しい「小布施見にマラソン」
第21回おぶせ見にマラソンが、7/14(日)に開催されます。
例年人気のこのマラソン大会。今年は募集8,000人を上回るエントリー数があり、さらに盛り上がりそうな予感です。
エントリーは締め切っていますが、仮装ランナーの衣装や給水所に何があるのか、見ているだけでも楽しいですよ。暑さ対策は万全にしたうえで、ぜひ「見に」来てください!
「くりんこ祭り」で一緒に踊りませんか?
7/27(土)開催の「くりんこ祭り」で、弾季舞(だんきまい)を踊ってくれる人を募集します!
商工会青年部が「くりんこ祭り」をさらに盛り上げるため、2012年に弾季舞という新しい祭り踊りを考案しました。
その年は商工会前にステージを設営し、有志で募った地域の子どもたちと一緒に青年部員が踊りを披露しました。
しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、2020〜2022年の3年間は「くりんこ祭り」が中止となり、弾季舞も踊る機会が徐々になくなってきました。
そこで、弾季舞を小布施町の新しい踊りとして次世代へ継承していけるよう、今年の「くりんこ祭り」では、12年振りに商工会前にステージを設営し、弾季舞を披露します。
HLAB連載
小布施説明会の報告
5/25(土)に、長野県小布施町で「HLAB SHINSHU」の対面説明会を開催しました!小布施町立図書館まちとしょテラソで行われた説明会には、8名の高校生と2名の保護者の方にお越しいただきました。
HLABでは「他者との対話から得られる学び」に重きを置いており、説明会でも高校生が大学生と対話できる時間を設け、高校生の興味があることや進路についてなどざっくばらんに語り合いました。
また、自己分析企画など、実際のサマースクールでも行われる企画を一部体験していただきました。
参加者の皆様からは、「進路について悩んでいたことを大学生に聞くことができて良かった」「ワークショップを通じて自分について考えることができた」という感想をいただきました。
長野県出身運営委員からのメッセージ
みなさんこんにちは!
HLAB サマースクールの運営委員をしております、田玉 千彩希(ただま ちさき)です。サマースクール開催の地である長野県で生まれ育ち、現在は信州大学で学ぶ大学3年生です。
私はHLABで活動することを通して、等身大の自分を大切に出来るようになりました。サマースクール中の企画でもあるリフレクションでは、自分の感情の変化や想いに向き合い、他の人と共有したり語り合います。
この経験から、自分が本当にやりたいことや自分の考え方を立ち止まって考えるようになりました。
また、これまでは人に合わせることが得意な性格でしたが、本当に多様なバックグラウンドを持つ仲間と共に活動することを通して、
「この多様性の中における自分らしさは何なのだろうか」「私だから貢献出来ることは何なのだろうか」と常に考えるようになりました。
このように、HLABは私にとって自分を知れる場になっています。今後の記事でもHLABサマースクールについてお楽しみください。
【あいうえおぶせ】 し号 「ジャージー牛 × ジェラート」
旅行すると、ついジェラートやソフトクリームを食べたくなるという人も多いのではないでしょうか?
梅雨が明けて日差しが強くなってくると、ひんやりしたものが益々おいしく感じるこの季節…森の中にあるジェラート屋「milgreen(ミルグリーン)」を営む木下さんご兄弟の思いも一緒に味わってもらえたら嬉しいです。
町報おぶせ
ごみを減らす活動として、保存容器や水筒など「マイ容器」の持参に対応している飲食店が一覧となって紹介されています。
環境に優しく、ちょっとお得になるかもしれないこの活動。お気に入りの容器を持って、気になるお店へ出かけてみてください。
掲載希望の方はこちら
「おぶせじん」では、一緒に「おぶせじん」を盛り上げてくれる方のご連絡もお待ちしております。
情報掲載を希望する方は、以下のフォームからご連絡ください。
編集後記
編集・執筆/橋本 緑(地域おこし協力隊)
まだ夏前とはいえ、すでに暑いですね。
歩きか自転車が主な移動手段である私は、小布施ならではの「涼のとり方」を見つけました。
それは…
畑へ散水しているところに向かっていくこと。
多少びしょびしょにはなりますが、やや涼しくなった気持ちになります。
もっといい涼み方や避暑スポットがあれば、ぜひとも教えていただきたいところです。