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おぶせじん12月号

こんにちは!小布施町とつながるマガジン「おぶせじん」編集室です。

12月になって日に日に寒さが増していますね。クリスマスの喜びと年末の慌ただしさの中でも、今年一年を振り返る機会をつくっていきたいものですね。

小布施で今、起こっていること、小布施好きの方 “必見” の情報を紹介していきます。第10回目となった今回は、「飛躍」をテーマにピックアップしました。最後まで楽しんで読んでいただけたら嬉しいです!どうぞよろしくお願いいたします。

特集  ~飛躍~

今回は、地域おこし協力隊インターンとして11月から活動しているお二人にお話を聞いてきました。お話を伺ったのは、大学院を休学中の鳥井さんと大学4年生の別木さんです。

鳥井さん
  • 普段は小布施でどんな活動をされていますか?

鳥井さん バイオ炭をつくっています。小布施町は林業が盛んな町ではないですが、公園などから出る剪定枝や栗のイガがたくさんあります。それを資源循環させるために、炭化炉を使って炭をつくっています。地域おこし協力隊の西野さんと一緒につくり、売り方を考えている最中です。

別木さん コンポスト関連の活動に取り組んでいます。ゼロ・ウェイスト・ジャパンという団体と一緒に、過去に実施したワークショップで制作した「キエーロコンポスト」について、コンポストをつくった人の追跡調査を行っています。あとは、持ち帰り容器を持参する取組みについて、飲食店を視察して調べたりもしています。

  • 小布施に関わるようになったきっかけは何ですか?

鳥井さん 気候変動や生物多様性に関わる活動に4〜5年間携わっています。使われない森林資源をどうやって価値あるものにしていくかという課題に対して、炭はその解決策の一つになりうると考えています。小布施でも炭化事業で試行錯誤していると聞き、地域をまたいでノウハウの共有ができればと思い、小布施に関わりました。

別木さん 地域の中で、自分の手足を動かして活動する経験をしてみたかったことがきっかけです。鳥井さん、地域おこし協力隊の西野さんとは以前から面識があり、楽しいだろうなとも思いました。

別木さん
  • 小布施に関わって感じたやりがいは何ですか?

鳥井さん 理屈だけで考えればうまくいくことも、実際に現場で手を動かしてみると想定通りにいかないものだと実感しました。また、活動の中で小布施町出身の方や同世代の移住者の方にお会いしましたが、まちづくりに心血を注いでいる人がたくさんいるなと刺激になりました。

別木さん どんなに素敵な計画があっても、自分たちが動かないと進まないと実感しました。手足を動かすことで前に進むということを肌で感じられて面白かったです。また、飲食店のヒアリングでは、みなさんが協力的で、地域の方々と一緒に前を見ている感じを得られてとても楽しかったです。

今回お話を伺って、身体を動かしながら、地域で刺激を受け、自身の学びや考えを深めているのだと感じました。コンパクトな町なので、自分の活動に対する地域の反応を肌で感じられるのも、他の市町村とは違う魅力かもしれません。実際に行動したことで感じたつらさや楽しさを、以前の活動とつなぎ合わせて、継続しようとしたり新しい発見をしたりしていることがすごいなと思いました。小布施に来てからなおも進化し続ける、まさに「飛躍」の言葉がお似合いなお二人でした。

NEWS

小布施まちイノベーションHUB主催「小布施 まちの人事部」が始動しました!

「まちの人事部」とは、小布施の企業、経営支援機関、金融機関、行政や教育機関が地域ぐるみで力を合わせて、人事の課題に向き合う取り組みです。まちの人事部では、小布施町を「はたらきたい!」と思える地域にすることを目指しています。地域企業の若手社員を対象にした「まちの同期」の第一回では、顔合わせや自己紹介から「自分の想い」を探る・知るワークをしました。

「小布施 寄り付き料理 蔵部 銀座」が11月29日(水)にオープンしました

小布施の北斎館前に位置する「小布施 寄り付き料理 蔵部」。酒蔵で働く蔵人の料理として生まれた「寄り付き料理」を東京でも味わえるように、銀座にもお店がオープンしました。銀座の店舗では、信州の郷土料理に加え北陸の食材も提供しています。

書籍「小布施まちづくりのセンスー二人の市村」が出版されました!

お隣の高山村で生まれ育ち、環境問題に取組んできた磯野謙さんの視点から、前小布施町長の市村良三さんと、そのいとこであり小布施堂社長の市村次夫さんから学んだまちづくりの秘訣を解き明かす一冊です。

りんごレシピ募集!

町では、りんごを使った小布施を想像できるレシピを募集しています!ふるってご応募ください。

■応募期間
12月20日㊌~1月16日㊋
■応募方法
専用のレシピ応募用紙を直接お持ちいただくか郵送またはメールでご応募ください。
■賞品
トロフィー、賞状、副賞
最優秀レシピは町HPに掲載します。

■募集要項
りんごを主体としたレシピであること
一般家庭にある調理器具でできるレシピであること
レシピ応募用紙で応募すること
■審査
審査を2月に行い、3月に審査結果を発表します。
審査委員は町農業委員会委員および町関係者

レシピ応募用紙等詳しくは、町ホームページをご覧ください。
https://www.town.obuse.nagano.jp/docs/150126.html

■申し込み・問い合わせ
小布施町農業委員会(産業振興課農業振興係内)
026-214-9115

小布施中学校の合唱を応援するクラウドファンディングが始まりました!

コロナ禍で思うようにいかない学校生活を過ごした生徒たちが、夢の舞台である東日本優秀演奏会に参加することになりました。そんな彼らを応援してくださる方を募集しています。

おすすめコンテンツ

町報おぶせ

小布施町と「友好協力に関する協定」を結んでいる東京都墨田区と行われた、すみだまつりの様子や、すみだまつりに参加した方が思う小布施町の印象も紹介されています。また、今月号の特集で紹介した、地域おこし協力隊インターンのお二人も登場しているほか、剪定枝などの木材エネルギー利用に関する勉強会についても紹介されています。

東大先端研

東大先端研では、農地を守りながら住民の方も暮らしやすい地域のあり方をテーマに活動をしています。
現在は、小布施町の景観に関するアンケートを実施しています。小布施町にお住まいの方、町と関わりをお持ちの方ならだれでも回答できますので、ご協力いただけますと幸いです。

まちの様子

小布施文化観光協会SNS

町のあちらこちらで冬支度の様子を垣間見ることができます。その一つとして、普段は栗の木煉瓦敷きが見られる栗の小径も、冬支度でカバーが敷かれています。

あいうえおぶせ

小布施町をあいうえお順に紹介するフリーペーパー、小布施辞典「あいうえおぶせ」。
これまでに刊行されたバックナンバーから、おぶせじん編集室が選りすぐった記事をお届けします。

今回ご紹介するのは、き号の「きのしたはるき(木下晴稀)」です。
スラックラインで世界一を取った木下さんがいかにスラックラインに情熱を注いできたかや、今後の壮大な目標が語られています。常に「楽しむ」気持ちを忘れない木下さんの姿勢をぜひご覧ください!

編集後記

・編集 えりっく

私は、長野に来てから初めての冬を迎えました。朝と夜の寒暖の差が激しいのはもちろんのこと、毎日冷たい風を感じています。しかし、忙しいにも関わらず横断歩道で道を譲ってくれたりと、長野県の人の温かさを感じることが多々あります。そんな懐の深さを私もまねして実践することが、近頃の目標です!

・デザイン ゆりな

 大学生最後の年の12月ということで、今年1年だけでなく、大学生活全体を締めくくるような出来事が身の回りで起きています。関わっていたチームが一つずつ区切りを迎えたり、友達が少し早く新しい生活を始めたり。正直、自分自身は広げた風呂敷(卒論)をたたむので精一杯な状態ですが、段々と次の生活がせまっていることを感じる今日この頃です。

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