見出し画像

【アイデアを具体化『プロトタイプ計画』!】

こんにちは!小布施バーチャル町民会議運営の土持です。

今回は各チームが練り上げたプロトタイプ案の共有と再構成を行いました。

それでは当日の様子を早速レポートしていきます。

クロスセッション

参加者らは、DAY6である3/25にプロトタイプの機会を設けており、そこで各テーマのアイディアを検証します。
今回は、その検証をより良いものにするためプロトタイプ案を共有し意見交換をするクロスセッションを行いました。

参加者の皆さんが今日までに考えてきたプロトタイプ計画が他の参加者たちの目にどう映るのか。運営の私も緊張してしまいます…!。

【北斎館チーム】

北斎館クロスセッションの様子

まず北斎館チームは、
①タトゥーシール
②スタンプ北斎便り
③フォトスペース

という3つの北斎漫画のキャラクターを有効活用したプロトタイプ案を提示しました。
これらのイベントには、今までアートに対してハードルが高いと感じていた人にも気軽にアートを体験してほしいという思いが込められているようです。

②のスタンプ北斎便りは、北斎の版画作りから着想を得て
スタンプを押した葉書を作り、それらを小布施や北斎館に来たことがない人へ送るというものでした。このイベントによって、北斎館の美術館としての可能性をさらに拡大させていく狙いです。

北斎館のプロトタイプ案は、最初から具体的な計画作りに取り組んでいたいただけに、具体的な実施体制や実施時の人の動きも加味した綿密なプロトタイプ計画という印象がありました。

これらのアイデアに対して松葉屋本店チームや運営からは
「アートを身近に感じさせるための様々なアプローチがある」と評価を受けとても好感触でした。
さらに、2回目を感じさせるような仕掛けを作り、一人が何度も訪れたくなる工夫を施してはどうかという提案もありました。
北斎館は3月末という期限を意識し、長期的な計画は見送っていましたが彼らの意見を受け改善させていく意思を見せていました。

北斎館チームは「アートを身近に関してもらうにはアートに正解はなく誰でも楽しめるものという認識が大切」と述べており、その確たる認識が統一感のあるプロトタイプ案に繋がったのだと感じました。

【松葉屋本店チーム】

松葉屋本店クロスセッションの様子

一方松葉屋本店チームは
参加者らがDAY2・3での小布施町歩きで感じた座るスペースがないこと、何もなくぼーっとできる場所がないことを指摘し、そこから着想を得たプロトタイプ案を提示しました。

私も小布施には何度も訪れたことがありますが、飲食店や土産屋が所狭しと並び公園のような場所がとても少ないことに初めて気がつきました。
松葉屋本店チームはコンセプト作りに注力していたこともあり、運営でも気が付かなかった小布施の町としての課題に着目しました。

公園や空き地等は、地域の方々との交流の場所にもなる非常に重要な場所です。松葉屋本店チームはそのような場作りに挑戦するようです。

松葉屋本店チームは小布施を訪れる人たちに対して、「10分で周れる小布施」にもっと長く居たくなる空間や仕掛けを提供することで、小布施のよさを五感で感じ、ゆったりとした時間の中で、お酒を飲み交わしながらゆるく人との繋がりを作りたいという思いがあるようです。

これらの思いを軸に
①スタンプラリー
②立体マップ
③P箱ベンチ

という3つの案をプレゼンしました。
①スタンプラリーは松葉屋本店の裏にある煉瓦作りの煙突を拠点とし、達成者にお酒の試飲を提供するなど松葉屋本店と小布施町の要素を巧みに織り交ぜました。
さらに、③P箱ベンチは前述した小布施町にもっと長く居たくなる空間や仕掛け作りというコンセプトのもと、日本酒等の飲み物を収納する際に使用するP箱をベンチとして活用し町の至る所にゆっくりできる場所を作ろうという狙いです。

また、企画名も「わっしょいお布施」「も〜〜っと OF SAY」など聞いた人を引き寄せるたくさんのキャッチーな言葉が出てきていました。

これらを受けて北斎館チームや運営からはお酒を飲むことができない人へのアプローチやイベント内容の詳細等について問われました。
これに対して松葉屋本店チームは
ワンカップ酒にステッカーをデザインして貼ることや、甘酒などという日本酒が飲めない方でもイベントを楽しむことができるアイデアも出てきました。

酒離れが進む昨今においてお酒業界は、全く新しい切り口が必要とされていると感じます。
それらを小布施という町の課題に絡めて解決策を提示してきました。
松葉屋本店チームはこれから内容の精査に入っていきます。3月末までにどのような企画が上がってくるかとても楽しみですね。

【チーム活動】

北斎館チーム、チーム活動の様子
松葉屋本店チーム、チーム活動の様子

その後各チームに分かれてのディスカッションを行いました。

期限が迫っていることもあり、どちらのチームも緊張感のある雰囲気で今後の方向性を具体的に議論していました。

例えば北斎館チームでは、プロトタイプ計画で使用する場所の許可申請やイベントで使用する等、実践する上で必要不可欠となる要件の確認を行っていました。

一方松葉屋本店チームでは、スタンプラリーやP箱ベンチをどこで行うのかどのようなツールを使うのか等、やはり具体的な事柄について議論していました。

両チームともプロトタイプ計画を現実に落とし込む上で、どのようなことが必要かを議論し、来たる3月末のプロトタイプ実施へ意気込んでいる様子でした。

参加者らは長野県から遠い場所に住んでいる方が多数であり、プロトタイプ実施に向けた準備は簡単なことではないと感じます。しかし、チーム内で協力していけば決して不可能ではないと思います。

難しい挑戦ではありますが、張り切って計画に臨みましょう!

【今後の小布施バーチャル町民会議】

次回は3月25日(土)、26日(日)はいよいよ最後のプログラムであるプロトタイプ実施です!

この小布施バーチャル町民会議が始まって2か月の時が過ぎようとしています。次回が正真正銘最後のプログラムです。

参加者たちが再び小布施に訪れ、どのようなプレゼンテーションを行うのか小布施に訪れることができる方は是非現地にお越しください!

【お知らせ】

以下DAY6-7の詳細です。
3月25日(土)プロトタイプ実施
※記載のテーマを軸に考えたアイディアを検証する実験
3月26日(日)13:00〜14:00 成果報告会
※参加者らが2ヶ月間で作り上げたプロトタイプの成果を報告します。
@小布施町公民館3階講堂

では、次の更新をお楽しみに!

【関連サイト】

小布施バーチャル町民会議Webサイトはこちら↓

小布施バーチャル町民会議2023 DAY1 について↓

小布施バーチャル町民会議2023 DAY2-3 について↓

小布施バーチャル町民会議2023 DAY4 について↓

小布施バーチャル町民会議公式Instagram↓

https://www.instagram.com/obuse_virtual_conference/