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【念願の対面開催!小布施バーチャル町民会議フィールドワーク】

こんにちは!小布施バーチャル町民会議運営の土持です!

今回の小布施バーチャル町民会議は記念すべき初の対面開催となりました。
参加者らは今回初めて直接顔を合わせ、共に2日間を過ごしました。
早速その様子をご紹介していこうと思います!

DAY2 フィールドワーク


【まち歩きで町内散策!👟】

参加者たちは町役場に集合し、泉石亭にて昼食をとった後
「まち歩き」に出かけました。
このまち歩きでは、小布施の特徴的な取り組みでもあるオープンガーデンを巡りながら松葉屋本店の煙突周辺や桜井甘精堂からアラ小布施、市村さん宅のお庭、小布施堂などにも足を運びました。
みなさん、小布施を存分に楽しんでいる様子でした。

まち歩き中の北斎館チーム
まち歩き中の松葉屋本店チーム

また、町並みを巡る中で小布施の隠れた名物「白線を使わない駐車場デザイン」も注目されました。実は小布施には白線がない駐車場がいくつか存在し、見る人により開放的な印象を与えています。これらのデザインを目の当たりにして、参加者からは「町のいたるところがお洒落」という声も出てきました。

白線のない駐車場を巡る参加者

その後、北斎を小布施に招いたとされる豪商、高井鴻山の屋敷も巡りました。
ここで一つ小話、高井鴻山は実は小布施堂の当主の市村さんの家の人間なんだそうです。ではなぜ苗字が違うのでしょうか。実は高井鴻山の祖父が幕府に大きく貢献したことを評価され「高井」の苗字をもらったようです。
このような裏話を知った上でのまち歩きはより一層楽しい場になったと思います。

まち歩きの終始、参加者らは小布施の町並みに圧倒されている様子でした。100人が1回来るよりも10人が10回来るような町を目指して。
そんな小布施町の開放的で居心地の良い空間は建物と空間を包括的にデザインしたまち作りによって作り出されたようです。参加者らがこのような町並みにどのようなインスピレーションを得たか、3月の最終発表が楽しみになってきましたね。

【北斎館】🌊

次に参加者らが訪れたのは北斎の肉筆画などを展示する小布施の美術館、北斎館です。

北斎館ミュージアムオフィス内を見学

まず、我々はミュージアムオフィスを訪れました。
ミュージアムオフィスは開放的で居心地が良いワークスペースとなっており、参加者からも
「オフィスワークの際は空間が暗くなりがちだが、この空間であれば明るく作業ができる」と大変好評でした。
このような場所もフル活用し、北斎館に併設されるカフェであるガラリの構想を練っていきたいですね。

その後参加者らは、メインである北斎館の展示を回り、北斎館に展示されている貴重な北斎の肉筆画・北斎漫画、天井絵なども楽しみました。

【美術館の可能性を広げたい】

北斎館を巡る参加者

北斎館のテーマオーナーである塩澤さんは
現在の美術館には、観に来られなかったときの収益をどこで出すかという課題や地球環境の変化に対応したサステナブルな美術館作りをどのように実現させるかという課題があると参加者に語りました。
この課題は、北斎館のみならず、多くの美術館が抱えているものであると思います。小布施バーチャル町民会議によって、この課題の突破口が開かれることを期待します!🌊

【チームビルディング】

松葉屋本店チームのチームビルディングの様子

美術館を後にし、我々は宿泊先であるKOKOROにて自己紹介も兼ねたチームビルディングを行いました。私は今回、松葉屋本店チームへ同行し、その様子を覗きました。👀

彼らはまず、自身の得意不得意や達成したいことなどを共有し、これからの2ヶ月どのようにチームを作り上げていくかを相談しました。

20代参加者は「お酒はあまり飲めないが人と人とが交流できる場所を作りたいと思い参加を決意した」
「酒蔵というと年齢が高い人が楽しむイメージがある。そこをどのように変えるかに取り組みたい。」と発言。
若者の酒離れが進む今の時代に多様な年代がどのように問題解決を進めていくか注目です。

また、得意不得意を共有する場では0→1が苦手な人と0→1が得意な人が両方存在し、ピースが上手くハマっていきそうなチームという印象を受けました。

【松葉屋本店】

松葉屋本店にて北信流を嗜む参加者

次に参加者らは松葉屋本店へ向かいました。参加者らは松葉屋本店にて北信流などの美味しいお酒を試飲していました。
私もこの時初めて本格的な日本酒を飲んだのですが、驚くほどスッキリしていて飲みやすく、大人の飲み物という日本酒のイメージが今回で一変しました!🍶

松葉屋本店のテーマオーナーである市川さんによると、酒造りはお酒を造り酒を絞った後の粕を粕漬けとして売る、食品ロスがほとんどない産業であるそうです。SDGsが世界的に取り組まれている今だからこそ、酒蔵の可能性が広がるかもしれません。

本格的に酒蔵見学等が始まるのは春から秋ごろ。その時期に蔵をどう有効活用していくかという課題もあります。参加者たちがこの酒蔵を発展させるため、どのように構想していくかとても楽しみです。

【酒蔵にはチャレンジが必要】

体験の中、どうして「人をつなぐ酒蔵へ」というテーマに決めたのかという参加者の質問に対して市川さんは
小布施町自体が開かれた町であることに触れると同時に
絶対的なルーティンを壊すような意見というものは内部の人間では気づきにくく、外部の人間に言われて初めて気づくことはたくさんあるとコメントしました。
また、酒蔵のターゲット層を広げるためにも若い年代を巻き込むことは理にかなっていると述べ、特に若者のアイデアに期待を募らせました。

新しい発見をしていかなければならない、これまでの延長線上ではなくチャレンジをしなければならないと参加者たちへ繰り返し話しました。
今回の小布施バーチャル町民会議にてブレイクスルーを起こしていきたいですね。

【交流会】🥂

さて、頭と身体をたくさん働かせた後は、いよいよ夕食の時間です。今回は、小布施の花屋というレストランの料理と松葉屋本店の日本酒で夕食兼交流会を行いました。
乾杯の挨拶は小布施町企画財政課長よりいただきました。
交流会では運営やテーマオーナーも参加者に混じって会話し、互いに親睦を深めることができました。

交流会、クイズ大会の様子

また、後半ではクイズ大会も行われ、小布施にまつわる少しマニアックなクイズで一同盛り上がることができました。
今回はその一つを紹介「北斎は実は下戸だった。マルかバツか。(高井鴻山談)」答えは桝一市村酒造場のホームページに記載されています!
みなさんもぜひ考えてみてください!

ここで、フィールドワーク1日目のメイン行事は終了しました。
約半日間、頭と身体を動かし続けたことによる程よい疲労感に包まれながら、我々は宿へ向かいました。

さあ、フィールドワーク2日目はいよいよチームとして本格的に動いていきます!
そちらの様子もレポートしています。ぜひご覧ください。↓↓

【関連サイト】

小布施バーチャル町民会議Webサイトはこちら↓

北斎館テーマ「アートをもっと身近に」について↓

松葉屋本店テーマ「人をつなぐ酒蔵へ」について↓

小布施バーチャル町民会議公式Instagram


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