見出し画像

おぶせじん 12月号

こんにちは。小布施町とつながるマガジン「おぶせじん」編集室です。

小布施町は、すでに何度か雪が降りました。
秋のにぎわいが落ち着いたことも相まって、静けさが際立ちます。

そんな小布施もかわいがって大切にしてもらいたいと、今月は「冬の小布施を慈(いつく)しむ」をテーマに特集します。


NEWS

1.開催日は小学校がお休みに◎小布施の安市

毎年1月14,15日に開催される小布施の安市。

福だるまや縁起物の露店が並び、五穀豊穣・商売繁盛を願う新年最初の行事です。
射的やおみくじなどの遊べる屋台、飲食店やフードトラックも登場するので、終日楽しむことができます。

14,15日が平日にあたる場合は、小学校が休校!
小学生がお年玉やお小遣いを握りしめて、遊びに出かける姿が見られるのも、この安市ならではの風景です。

美味しいものを食べたり、お気に入りのだるまを探したり、一般参加も可能な火渡り神事へ参加しに来てみてはいかがでしょう?

2.まちづくりに関わりたい人必見の講座

小布施のまちづくりを題材にした実践型講座「まちづくりファシリテーター養成講座 第5期 @小布施町」を2025年2月開講します!

外資コンサルティング会社を経て、現在は移住して小布施のまちづくりに携わっている林志洋さんが主催するこの講座。

ローカルな現場で活動するために必要なファシリテーション・コミュニケーションのノウハウやプロジェクト・マネジメントの技術を学ぶことができます。

小布施の持続可能なまちづくりに興味がある方、まちづくりや地方創生に関心がある方、ぜひご応募ください。

応募〆切:1月20日(月)
問合せ先:facilitator@shockby.co
※詳細・申込は、ホームページをご覧ください。

3.老舗味噌屋がAIを活用した味噌づくりに挑戦

小布施町で240年続く味噌屋「穀平味噌醸造場」は、クラウドファンデングにて新たな試みに挑戦中です。

プロジェクト内容は、伝統的天然醸造手法と最先端AI技術を活用して、お客さまの声を取り入れた新しい味噌「絆味噌」を造ります。

<具体的な流れ>
①参加者へサンプルの味噌を送付
②サンプルに付属するアンケートへ回答
③回答データをAIで分析し、最適な味噌の配分量を算出
④従来の天然醸造手法をそのままに、③で算出した比率をもとに味噌を製造

皆さんと私たちの「絆」を結ぶキッカケとして、プロジェクトへ参加いただけると嬉しいです。

4.20年ぶりの町長選の結果は…

小布施町長選が22日に投開票されました。
町長選挙が行われるのは、2004年以来の20年ぶりのことです。

5.いつまで?いつから?施設・店舗営業日

年末年始は、各施設・店舗の営業日および時間が変則的になります。

小布施に立ち寄ることや年越しを考えている方、施設・店舗を利用する際は下記を参照ください。


【特集】冬の小布施を慈しむ

小布施名産の栗シーズンが終わり、冬の寒さが訪れると、入れ替わりで観光客は訪れなくなる小布施町。

実は、この寒い時期こそ小布施を楽しむチャンスでもあります。

いわゆる「観光地の小布施」ではない、「普段の小布施」に近い風景や時間を味わえるものをお届けできたらと思い、今回の特集テーマに至りました。

「小布施の楽しみ方」などという方法を伝えるものではありません。きりとりかたの一つです。
説明や案内するような「①②③」「いろは」は違う気がして、なんとなく「●▲■」で区切って書いてみました。

イベントがなくて物静かな時でさえ「そういう小布施もいいね」と、大切にかわいがってもらえたら本望です。

●どことなく歩いてみる

小布施町は、4km四方におさまる長野県で一番面積の小さな町です。
歩くのが好きな人、得意な人にはもってこいの町全体がお散歩コース。

ときたま「ここは人の家では?」とか「通れるの?」という道でも、通り抜けOKであったり、「さっき通った道につながった」といったようなことが、たくさんあります。

「すべての道は、どこかに通ずる」

これを合言葉に自分の身体の幅が入る道へは、一歩足を踏み入れてみると道のつながりを感じられるかもしれません。

▲のんびりと待ってみる

  • ひんやりする空気のなかを歩き疲れて休憩したいとき

  • 友人や家族と別行動をとり、待合せ時間まで持て余す

  • 予定していた電車に乗り遅れ、次の電車が来るまで1時間

このような状況と時間を楽しめてしまうスポットを一部ご紹介します。

【まちとしょテラソ】
町立図書館「まちとしょテラソ」の「まち」は、「町」と「待ち」の意味を持っていて、さらりと読みやすい本を集めた「5分棚」という棚があり、その場で読書して待ち時間を過ごすこともできます。

また、貸出本のなかに町内のミュージアム割引チケット引換券が挟まれている本が何冊かあるのです!こちらは見つけた人にプレゼント◎

まるで宝くじ

「次の電車までと思っていたけど、もう2〜3本くらい遅らせて、せっかくだからミュージアム観覧して来よう」と大幅な予定変更が生じるかもしれません。

【洋菓子店まるにつた】
先月11月にオープンしたばかりの「洋菓子店まるにつた」。
和風の家屋を一部のみリノベーションしていて、外観だけでなく、室内も畳と座卓という和の要素が強いしつらえです。

並ぶお菓子は、季節のフルーツを使ったケーキ、プリン、カヌレやクッキーといった焼き菓子も並びます。

ドリンクは500円で飲み放題という、なんとも優しい価格設定で提供されているので、落ち着く畳の空間と相まって何時間でも居てしまえそうです。

イートイン、テイクアウトどちらも可

時間を追いかけるのではなく、時間を迎え入れるかのように優雅に待ってみる過ごし方はいかがでしょう。

■朝をむかえてみる

同じ場所で2度朝を迎えると、その土地に身体がなじむような感覚が生まれやすいと思っています。

小布施の日々を味わうためにも、お宿を利用して、ゆったりと過ごすのがおすすめです。

町内・近隣含めて、宿泊施設がありますので、ぜひご利用ください。

↑こちらはオープンしたばかりの蔵をリノベーションした一棟貸しのお宿。


【連載】2050年のミライをつくる

12月14日(土),15日(日)、小布施町にて「ミライ構想カレッジ」Seesion3を開催しました。

折り返し地点となった今回の主な内容は下記の通りです。

  • 小布施町内で活動するプレイヤー3名とのトークセッション

  • これまでの実証実験とこれからの動きについての報告

その様子と内容をnoteにアップしましたので、ご覧ください。


町報おぶせ

ニュースで目にしていると思いますが、インフルエンザが流行しています。ご自身やまわりでも、すでにかかったという人がいるかもしれません。

「みんなの健康ひろば」を参照のうえ、体調管理と感染予防をしながら健やかに年越しを迎えましょう。

掲載希望の方はこちら

「おぶせじん」では、一緒に「おぶせじん」を盛り上げてくれる方のご連絡もお待ちしております。
情報掲載を希望する方は、以下のフォームからご連絡ください。

小布施ファン向けLINE公式アカウント「おぶせじん」では、毎月1回お便りをお送りしています。アカウントの登録はこちらから

編集後記

編集・執筆/橋本 緑(地域おこし協力隊)

町全体を歩いたわけではありませんし、まだまだ知らない場所・道がたくさんあります。

それでも、いつも使う道も含め町内を散歩しながら特集コーナーの写真を撮ってみて、あらためて歩いて楽しい町だということを実感しました。

寒いと縮こまって固くなりがちな身体も、しばらく歩くと身体はポカポカ。凝りがほぐれて清々しい気分になります。

よく歩いたご褒美にと、温かい部屋で温かい飲み物を飲みながら、甘いお菓子をほおばるのも、また至福の時間…
(カロリー摂取と消費では、摂取の方が上回るんですけども)

過去の記事