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おぶせじん 1月号
こんにちは。小布施町とつながるマガジン「おぶせじん」編集室です。
新年を迎えたと思いきや、新年度への切り替えや受験などで「師走」に引き続き、なんだか忙しないのではないでしょうか。
あたたかい飲み物を片手に「おぶせじん」を読みながら、少しほっと一息つきませんか?
NEWS
1.いよいよ最終報告会!ミライ構想カレッジ
10月から始まった「ミライ構想カレッジ」第1期は、次回をもって一区切りとなります。
そこでは、2050年のミライを見据えて考え、実践してきた約4ヶ月の集大成を「報告会」という形で開催します。
どなたでも観覧可能ですので、ご都合よろしければ足を運んでください。
日時:2025年2月9日(日)13:00~15:00
場所:小布施町役場3階講堂
一緒に悩み、一緒にミライを創るキッカケとなれば、なお嬉しいです。
2.一生に一度のセレモニー「二十歳を祝う集い」
級友・旧友と久しぶりに顔を合わせられるこの機会。
居住地が違っても、この日のために地元へ帰省する人も多いのではないでしょうか。
町でも、華やかな着物やパリッとしたスーツに身を包んだ二十歳の小布施出身の若者たちが集いました。
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3.キャンパス化構想の第一歩 👣 プロトタイプ実施
高校・大学がない小布施町全体をキャンパスのように見立て、学生たち(もちろん学生以外も)が行き交う流れを創り出そうというプロジェクト。
すぐにできるものではないので、仲間を集めながら、時間をかけて進めていきます。まず一歩でも前進するためにプロトタイプを行います。
募集は〆切となりましたが、関わりたいと感じてもらえたならば、Instagramをチェックしてみてください。
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4.地域の記憶や温度の書き手を育む部活動「ライター部」
誰かの人生物語を聞いて、書き起こして残す。
誰かが、それを手に取って、読んで記憶に残る。
そんなことをしようと町立図書館「まちとしょテラソ」が企てています。
主催者側も探求しながら「ライター部0.5期」として、活動を始めていきますので、人と書くことに興味のある人は頭の片隅に留めておいてもらえたらと思います。
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5.町に新たな本屋「KIBI」誕生
町の本屋「KIBI」が、先月12月21日に新しくオープンしました。
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こちらの本屋は、前回の「おぶせじん図鑑」(「おぶせじん」2024年6月号)へ登場してくれた、グラフィック・デザイナー小島有さんが手がける本屋「本有(ほんぬ)」に続く2店舗目です。
まだまだ未完成なので、お店の成長過程も一緒に楽しみながら店内を覗きに来てくだい。
6.小布施自慢の「食」を支える組合が新規サイト立ち上げ
「食」は町への人の流れをつくりだす大事な要素の一つ。
小布施の美味しい「食」を支えている飲食店が、任意で加盟する「小布施飲食店組合」のサイトには、他では見られない情報も掲載されています。
<掲載内容例>
・営業日
・イベント情報
・季節限定や新メニューの案内
・賞味期限が近い商品のタイムサービス
・製造過程で出るもの(例:酒粕)の無料配布 など
お得に小布施の食を楽しみながら、フードロス削減にも協力できる何とも「おいしい」サイトです。
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【特集】おぶせじん図鑑
「おぶせじん」には、2つの意味があります。
①「小布施」と「マガジン」
②「小布施」の「人」
町で生まれ育った人も、町外から移住する人や関わる人も、みんな「人がいい」「面白い人がいる」と口を揃えて言います。
そこで、小布施にどのような人がいる(いた)のかお伝えしていこう!
というのが、不定期特集「おぶせじん図鑑」です。
今回、2016年に小布施で初めて「地域おこし協力隊」として任用された東京出身の日影詩織(ひかげしおり)さんをご紹介します。
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ー なぜ小布施町、そして協力隊の道を選んだのですか?
もともと小布施という地名は知っていました。
実際に訪れたのは協力隊になるよりも数年前で、長野に住んでいる友人のところへ遊びに行った時のことです。
その友人の叔母さんに「いいところへ連れて行ってあげる」と連れて行ってもらった先が小布施でした。
それから数年後に、地域おこし協力隊の人と話す機会がありました。
「今の仕事から離れて違うことにチャレンジしたい」と考えていた時期でもあり、おすすめされた募集地域の一つが小布施町だったという偶然と、募集記事の内容に惹かれた事が応募のきっかけとなりました。
東京から出たことがなくて不安はありましたが、長野なら帰ってきやすいし、何よりも「自分を変えたい」という思いで飛び込みました。
ー どのようなミッションでしたか?
慶應システムデザイン・マネジメント研究科(慶應SDM)・小布施町ソーシャルデザインセンターに所属して様々なプロジェクトに関わりながら、まちづくりに貢献できる事を自ら探していくというものでしたが、思っていたより自由度が高く正直戸惑いもありました。
当時は役場の人たちも初めての協力隊員受け入れという事で、手探りながらとても真摯に対応してくれていたと思います。
着任初年度は特に、声をかけてもらったところへ出向いたり、商工会青年部に所属したりしながら、町のことを知るために色々なイベントや行事の手伝いをしていました。
そうしていくなかでたくさんの人と出会い、関係を築くことができたので、いまだに「巻き込まれにいく」ことを楽しめる人でいたいと思ってます。
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ー いまはどのような活動をしていますか?
いまは東京に戻り、契約農家さんの青果物をスーパーの産直コーナーで販売する会社に勤めています。
協力隊時代に農家さんと関わったことで、日本の農業を持続可能にしていけるような仕事がしたいと思うようになったのが動機です。
ー 小布施には今後どうなっていてほしい?
ホッとできる変わらない場所もありつつ、変わり続けてる場所が常にあるような…継続と変化が一定のバランスで保ってる状態であってほしいなと思います。
任期が終わってからも、よく小布施に帰るんですけど、常に変化があり、「また帰ってきたい!」と思う、魅力的な町です。
小布施には今後も定期的に帰りつつ、いつかまた一緒に町内で面白いことができたら良いなと思っています。
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【休載】2050年のミライをつくる
来月の最終発表に向けて、今は実践・検証期間中のため、ミライ構想カレッジの対面Sessionはお休みです。
合わせて連載もお休みとさせていただきます。
町報おぶせ
新年最初の町報は、町制70周年という記念の年でもあった昨年一年を振り返っています。
掲載希望の方はこちら
「おぶせじん」では、一緒に「おぶせじん」を盛り上げてくれる方のご連絡もお待ちしております。
情報掲載を希望する方は、以下のメールアドレス(企画財政課)までご連絡ください。
■連絡先:kouryuu@town.obuse.nagano.jp(企画財政課企画交流係)
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編集後記
編集・執筆/橋本 緑(地域おこし協力隊)
毎年1月14,15日に開催する「安市」へ写真撮影に行ってきました。
町報作成の関係で昨年も出向いたのですが、
露店で縁起物のだるま購入や買い食い、安市でしか手に入らない福袋、太っ腹な栗あん汁粉の振る舞いをいただくなど…
今年はかなり自由気ままにやらせてもらった気がします。
写真も気が向くところへレンズを向けていたので、「自分の視点が切り取られるとこういう感じなのか」と撮った写真を見返しながら楽しんでいました。
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